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ホンダ RS125
ロリス・カピロッシ 1991

1991年の世界GP125ccクラスチャンピオンに輝いた、AGV Pileri CorseのホンダRS125です。ライダーはロリス・カピロッシ選手でした。チャンピオンバイクコレクションのNO.37です。

HONDA RS125 LORIS CAPIROSSI 1991

ホンダは、1960年代後半から世界GP125ccクラスでの活動を停止していが、1987年からRS125を投入し、活動を再開した。

1988年からレギュレーション変更で、125ccクラスは単気筒マシンの戦いとなることが決まっていた。そこで、1年先行して、これに合わせた水冷2ストローク単気筒エンジンを搭載したこのバイクを登場させた。

これは市販レーシングマシンだが、カピロッシのマシンにはHRCのスペシャルキットが組み込まれ、戦闘力がアップしていた。

RS125は、1988年の第3戦西ドイツGPで、エツィオ・ジャノーラのライディングで初優勝。これがホンダにとって、2ストローク125cc初優勝。1990年、カピロッシのライディングで初タイトルを獲得。

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1991年シーズン125ccクラスランキング
1位 ロリス・カピロッシ ホンダ 優勝5回 200ポイント
2位 ファウスト・グレシーニ ホンダ 優勝2回 181ポイント
3位 ラルフ・ウォルドマン ホンダ 優勝2回 141ポイント

1990年、世界GP参戦1年目のロリス・カピロッシは、毎レース上位でフィニッシュし確実にポイントを重ね、第11戦イギリスGPで初優勝。

首位と7ポイント差の2位で迎えた、タイトルを賭けた最終戦で、カピロッシはベテランのハンス・スパーンに競り勝ち、シーズン3勝目を挙げた。これで、フル参戦1年目、17歳で世界チャンピオンとなった。

チャンピオンバイクコレクションNO.37:RS125

ゼッケン1を付け、ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ1991年は、同じチームのファウスト・グレシーニとのタイトル争いとなった。シーズン前半、両者の戦いは互角だったが、フランスGP-イギリスGPと連勝したカピロッシが徐々にリード。

チェコGPで2位に入ったことで2連覇が決定した。最終戦、追走する坂田和人を振り切り、シーズン5勝目で締めくくった。1992年、カピロッシは250ccクラスにステップアップした。

ロリス・カピロッシ & ホンダ RS125 1991年の成績
Round 順位
1 日本GP 3位
2 オーストラリアGP 優勝
3 スペインGP 3位
4 イタリアGP 2位
5 ドイツGP 2位
6 オーストリアGP 6位
7 ヨーロッパGP 優勝
8 オランダGP 2位
9 フランスGP 優勝
10 イギリスGP 優勝
11 サンマリノGP 2位
12 チェコGP 2位
13 マレーシアGP 優勝

ロリス・カピロッシ 1991年 RS125の模型

斜め後ろから見たRS125の模型

上から見たRS125の模型

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