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2011年MotoGPの結果

800ccエンジンのラストシーズンとなった2011年のMotoGPチャンピオンは、レプソルホンダチームのケーシー・ストーナーでした。ホンダに復帰して一年目のシーズンでありながらRC212Vを乗りこなし、優勝回数は10回、リタイヤは第2戦のスペインGPのみで、完走したレースは全て表彰台に上った。彼は800ccMotoGPの初代チャンピオンでもあり、その最後も締めくくった。

ストーナーはBMW・M・アワードとポール・トゥ・ポールズのタイトルも手にした。ルーキーオブザイヤーはカル・クラッチローが獲得した。

第17戦マレーシアGPの決勝レースはマルコ・シモンチェリが亡くなるという事故が発生したために中止された。

2009年からコスト削減の目的で短縮されていたフリー走行と予選の回数とその時間が、トータルで60分間の4セッションに拡大された。エンジンの台数制限は継続された。

ライダー ポイントランキング
順位 ライダー マシン 合計 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18
1 C・ストーナー ホンダ 350 25-1625252520161625252516251625-25
2 J・ロレンソ ヤマハ 260 2025201320-102520201313251620---
3 A・ドビツィオーゾ ホンダ 228 1341320132016201311201111-1116-16
4 D・ペドロサ ホンダ 219 162025----82516-2020202513-11
5 B・スピース ヤマハ 176 10--1016-251311131116101110--20
6 M・シモンチェリ ホンダ 139 11--1110-71110-16413131320--
7 V・ロッシ Ducati 139 91111161110131071010696----
8 N・ヘイデン Ducati 132 716798131168992-999--
9 C・エドワーズ ヤマハ 109 8-103-1697688933811--
10 青山博一 ホンダ 98 61398-7851677557--4
11 H・バルベラ Ducati 82 410-75549576-78---5
12 C・クラッチロー ヤマハ 70 588-9-2-2--5675--13
13 A・バウティスタ スズキ 67 --34411539--10810----
14 K・アブラハム Ducati 64 39-669-445--4--6-8
15 T・エリアス ホンダ 61 -7553861-3531--8-6
16 R・ド・プニエ Ducati 49 --6--4-23-4824610--
17 L・カピロッシ Ducati 43 -54-76---43----7-7
18 中須賀克行 ヤマハ 10 -----------------10
19 J・ヘイズ ヤマハ 9 -----------------9
20 秋吉耕佑 ホンダ 7 ------3-------4---
21 J・ホプキンス スズキ 6 -6----------------
22 伊藤真一 ホンダ 3 --------------3---
コンストラクター ポイントランキング
順位 コンストラクター ポイント
1ホンダ405
2ヤマハ325
3Ducati180
4スズキ73
チーム ポイントランキング
順位 チーム ポイント
1 Repsol Honda Team 528
2 Yamaha Factory Racing 446
3 Ducati Team 271
4 San Carlo Honda Gresini 232
5 Monster Yamaha Tech 3 188
6 Pramac Racing 92
7 Mapfre Aspar Team MotoGP 82
8 Rizla Suzuki MotoGP 73
9 Cardion AB Motoracing 64
10 LCR Honda MotoGP 61

日程

2011年は2010年と同様の開催地で全18戦が行われた。カタールGPはナイトレース。オランダGPの決勝は土曜。アメリカGPはMotoGPクラスのみ開催された。3月11日に発生した東日本大震災の影響で4月24日に予定されていた日本GPがキャンセルされて、10月2日に延期された。

Rn 日付 開催地 Rn 日付 開催地 Rn 日付 開催地
1 3/20 カタール
(ロサイル)
7 6/25 オランダ
(アッセン)
13 9/4 サンマリノ
(ミサノ)
2 4/3 スペイン
(ヘレス)
8 7/3 イタリア
(ムジェロ)
14 9/18 アラゴン
(アラゴン)
3 5/1 ポルトガル
(エストリル)
9 7/17 ドイツ
(ザクセンリンク)
15 10/2 日本
(もてぎ)
4 5/15 フランス
(ルマン)
10 7/24 アメリカ
(ラグナセカ)
16 10/16 オーストラリア
(フィリップアイランド)
5 6/5 カタルニア
(カタルニア)
11 8/14 チェコ
(ブルノ)
17 10/23 マレーシア
(セパン)
6 6/12 イギリス
(シルバーストーン)
12 8/28 インディアナポリス
(インディアナポリス)
18 11/6 バレンシア
(リカルドトルモ)

エントリーライダー

ケーシー・ストーナー、バレンティーノ・ロッシ、ロリス・カピロッシ、ランディ・ド・プニエが前年と比べてチームとマシンメーカーを換えた。ベン・スピーズがサテライトからワークスに昇格。パドック・グランプリ・レーシング(インターウェッテンホンダ)がMotoGPクラスから撤退し、そこに所属していた青山博一がグレシーニチームに移籍。前年、Moto2クラスで初代王者に輝いたトニ・エリアスがLCRから最高峰クラスに復帰。カル・クラッチローがスーパーバイクからWGPに、逆にマルコ・メランドリはスーパーバイクに戦いの場を換えた。スズキチームは1人体制になった。前年はMoto2ランキング10位だったカレル・アブラハムがチームと共にステップアップした。これによりドゥカティは昨年より1台増えて全6台となった。

チーム名 バイク No. ライダー 出身
Repsol Honda Team ホンダ 26 ダニ・ペドロサ スペイン
4 アンドレア・ドヴィツィオーゾ イタリア
27 ケーシー・ストーナー オーストラリア
San Carlo Honda Gresini ホンダ 7 青山博一 日本
58 マルコ・シモンチェリ イタリア
LCR Honda MotoGP ホンダ 24 トニ・エリアス スペイン
Ducati Team Ducati 46 バレンティーノ・ロッシ イタリア
69 ニッキー・ヘイデン アメリカ
Pramac Racing Ducati 14 ランディ・ド・プニエ フランス
65 ロリス・カピロッシ イタリア
Mapfre Aspar Team MotoGP Ducati 8 エクトル・バルベラ スペイン
Cardion AB Motoracing Ducati 17 カレル・アブラハム チェコ
Rizla Suzuki MotoGP スズキ 19 アルバロ・バウティスタ スペイン
Monster Yamaha Tech3 ヤマハ 5 コーリン・エドワーズ アメリカ
35 カル・クラッチロー イギリス
Yamaha Factory Racing ヤマハ 11 ベン・スピーズ アメリカ
1 ホルヘ・ロレンソ スペイン

バイク

Repsol Honda Team

2011年型 ホンダ RC212V

前年と同様のレプソルカラーにNo.27を付けたストーナー仕様のRC212V。スポンサーロゴはシート近くにRK、NGKと並んで漢字で記された「新電元」と、アンダーカウルにAHMのキャッチフレーズ「ONE HEART」が見える。

LCR Honda MotoGP

LCR Honda MotoGPの2011年モデル

GIVIバージョン

Ducati Team

2011年型 Ducati Desmosedici GP11

No.46を付けたロッシ仕様のDesmosedici GP11。蛍光イエローを使用することでチームメイトのヘイデンのバイクと差別化されている。昨年まで見られた、メインスポンサーのマールボロをイメージさせるバーコードが消えた。

Yamaha Factory Racing

2011年型 ヤマハ YZR-M1

No.1を付けたロレンソ仕様のYZR-M1。コーポレーカラーにヤマハのWGP参戦50周年を記念するロゴマークも印されている。前年までタイトルスポンサーだったフィアットがロッシの移籍と共にチームを離れたことでマシンのカラーも一新。シーズン開幕前にこのマシンが公開された時点でフィアットに代わる新たなスポンサーは付いていなかった。

Rizla Suzuki MotoGP

2011年型 スズキ GSV-R

Troy Lee Designsによるグラフィックが施されたGSV-R。青をベースに黒い線が少し入り、黄色いリズラ社のロゴと共に創業者ラクロアの名前と年度、「ESTABLISHED BY PIERRE LACROIX、ROLLING SINCE 1796」が印されている。ゼッケン19には漢字で「捌弟」と書かれている。

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