ペドロサの今季初優勝
第3戦 ポルトガルGP(エストリル) 2011.05.01 /コンディション:ドライ
ダニ・ペドロサが今シーズンの1勝目を上げると共にホルヘ・ロレンソのエストリル連覇を止め、ランキングトップのロレンソと4ポイント差につめた。レースは予選2位と好調だったマルコ・シモンチェりはオープニングで姿を消し、ホンダとヤマハ、両ワークスのスペイン人ライダー同士の緊迫した争いが続いた。ペドロサはロレンソの背後にピッタリと付けるも容易に前に出られるほどのスピードは無いように思えた。しかし、残り4周となったところで逆転し、さらに後方を引き離した。4月24日に予定されていた日本GPが東日本大震災の影響によりキャンセルされたために、前回大会から4週間のインターバルがありこの間にペドロサは昨年負傷した左鎖骨のプレートを取り除く手術をした。そこから順調に回復して、前戦に見られたような後半になってペースが落ちると言った問題は過去の物になった事を証明した。
ケーシー・ストーナーはシモンチェりが転倒した影響を受けて前の二人にリードを許してしまった。前半はなんとか同等のペースで周回したが最後は孤独な3位フィニッシュとなった。予選9位だったバレンティーノ・ロッシは1周目で4位にまで上がった。そしてアンドレア・ドヴィツィオーゾとの争いに終始したが最終ラップに4位を奪われた。ロリス・カピロッシも1周目で14番手から7位にジャンプアップしたが、徐々に後退していった。開幕戦で負った怪我の影響で前回欠場だったアルバロ・バウティスタが復帰。エクトル・バルベラは1周目で転倒して負傷した。ベン・スピースはスタート直前に使用した工具がマシンに付いた状態でスタートしてしまった。それがライディングに影響を与えて集中力も欠いたとかで、結局はレース中盤に転倒した。
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | D・ペドロサ | Repsol Honda Team | ホンダ | 45'51.483 |
2 | J・ロレンソ | Yamaha Factory Racing | ヤマハ | 3.051 |
3 | C・ストーナー | Repsol Honda Team | ホンダ | 7.658 |
4 | A・ドビツィオーゾ | Repsol Honda Team | ホンダ | 16.530 |
5 | V・ロッシ | Ducati Team | Ducati | 16.555 |
6 | C・エドワーズ | Monster Yamaha Tech 3 | ヤマハ | 32.575 |
7 | 青山博一 | San Carlo Honda Gresini | ホンダ | 38.749 |
8 | C・クラッチロー | Monster Yamaha Tech 3 | ヤマハ | 40.912 |
9 | N・ヘイデン | Ducati Team | Ducati | 54.887 |
10 | R・ド・ピュニエ | Pramac Racing Team | Ducati | 59.697 |
11 | T・エリアス | LCR Honda MotoGP | ホンダ | 1'00.374 |
12 | L・カピロッシ | Pramac Racing Team | Ducati | 1'01.793 |
13 | A・バウティスタ | Rizla Suzuki MotoGP | スズキ | 1'24.370 |
RT | B・スピース | Yamaha Factory Racing | ヤマハ | 16Lap |
RT | K・アブラハム | Cardion AB Motoracing | Ducati | 27Lap |
RT | M・シモンチェリ | San Carlo Honda Gresini | ホンダ | 0Lap |
RT | H・バルベラ | Mapfre Aspar Team MotoGP | Ducati | 0Lap |
H・バルベラ
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