雨のシルバーストーンを制したのはストーナー
第6戦 イギリスGP(シルバーストーン) 2011.06.12 /コンディション:ウエット
ケーシー・ストーナーが雨のレースを支配し、ホルヘ・ロレンソがクラッシュしてノーポイントに終わったこともあってランキングトップに立った。アンドレア・ドヴィツィオーゾが2位でゴールしてホンダがワンツー独占。だが、今大会で最大の歓声は僅か9日前に右鎖骨を骨折したコーリン・エドワーズが3位表彰台を得たことだった。
スタートは予選3番手からロレンソ飛び出し、その後ろでは5番手スタートのドヴィツィオーゾも好ダッシュでチームメイトのストーナーと競り合う。それにマルコ・シモンチェリが続いたが、2台のホンダはウッドコートでストーナーを交わした。2周目にはストーナーが先頭に出て、ペースが少し落ちたドヴィツィオーゾが後続との2位争いに巻き込まれていった間に先頭は逃げた。4周目にシモンチェリがミスをしてロレンソが3位に。しかし8周目、ロレンソがハイサイドでレースを終えるとともに、2009年オーストラリアGP以来続いてきた彼の完走記録も途切れた。その2周後にシモンチェリも転倒し、これでエドワーズが3位に浮上。彼は予選8番手から順位を上げてきて、5周目にベン・スピースを抜いて5位につけていた。
スピースは8周目に激しく転倒し、メディカルセンターに直行して検査を受けた。アルバロ・バウティスタはシーズンベストとなる5位。シーズンワーストの予選13位からスタートしたバレンティーノ・ロッシは結局6位にまで順位を上げてゴールした。が、トップとの差は1秒以上という厳しい結果。カル・クラッチローは予選で転倒した際に左鎖骨を骨折して欠場。ダニ・ペドロサは2戦連続の欠場。
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | C・スト―ナー | Repsol Honda Team | ホンダ | 47'53.459 |
2 | A・ドビツィオーゾ | Repsol Honda Team | ホンダ | +15.159 |
3 | C・エドワーズ | Monster Yamaha Tech 3 | ヤマハ | +21.480 |
4 | N・ヘイデン | Ducati Team | Ducati | +26.984 |
5 | A・バウティスタ | Rizla Suzuki MotoGP | スズキ | +35.569 |
6 | V・ロッシ | Ducati Team | Ducati | +1'04.526 |
7 | K・アブラハム | Cardion AB Motoracing | Ducati | +1'32.650 |
8 | T・エリアス | LCR Honda MotoGP | ホンダ | +1'51.938 |
9 | 青山博一 | San Carlo Honda Gresini | ホンダ | +1'52.350 |
10 | L・カピロッシ | Pramac Racing Team | Ducati | +2'03.312 |
11 | H・バルベラ | Mapfre Aspar Team MotoGP | Ducati | +1Lap |
12 | R・ド・ピュニエ | Pramac Racing Team | Ducati | +1Lap |
RT | M・シモンチェリ | San Carlo Honda Gresini | ホンダ | 10Lap |
RT | J・ロレンソ | Yamaha Factory Racing | ヤマハ | 12Lap |
RT | B・スピース | Yamaha Factory Racing | ヤマハ | 13Lap |
青山博一
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