ストーナーがロレンソを負かす
第10戦 アメリカGP(ラグナセカスピードウエイ) 2011.07.24 /コンディション:ドライ
ケーシー・ストーナーがタイトル争いのライバルのホルヘ・ロレンソを追い詰めて撃破し、チャンピオンシップのポイント差を20に広げた。ポールポジションからスタートして先頭に立ったロレンソはホンダワークス勢からのプレッシャーに耐えていたが、残り6周となったところでストーナーにそのポジションを譲らなければならなかった。
オープニングラップからロレンソの後ろに4台のホンダ勢がつながる展開。しかし、7周目にマルコ・シモンチェリが脱落し、4位に付けていたアンドレア・ドヴィツィオーゾも徐々に後退していった。先ずロレンソを追ったのはダニ・ペドロサだった。だが中盤以降、彼のペースが落ち始めると18周目にストーナーがコークスクリューでパスした。27周目、これまでトップをキープしてきたロレンソをついにストーナーが捕らえて抜き去った。さらに、その後も少しペースを上げて差を広げ、シーズン5勝目を確実なものにした。予選4位のベン・スピースはスタートで少し出遅れて7位に順位を落としたが、終盤にドヴィツィオーゾを抜いて4位に回復した。
Ducati Teamの2台はバレンティーノ・ロッシのすぐ後ろにニッキー・ヘイデンが続くレース展開で終始した。それを追っていたアルバロ・バウティスタは7周目に転倒した。ランディ・ド・プニエは予選で転倒した際に負傷して決勝レースは欠場した。LCR Hondaがワイルドカードでベン・ボストロムを起用した。結果は8周を終えてマシントラブルでピットに戻った。今年の彼はスズキのマシンで全米スーパーバイク選手権に参戦している。
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
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1 | C・スト―ナー | Repsol Honda Team | ホンダ | 43'52.145 |
2 | J・ロレンソ | Yamaha Factory Racing | ヤマハ | +5.634 |
3 | D・ペドロサ | Repsol Honda Team | ホンダ | +9.467 |
4 | B・スピース | Yamaha Factory Racing | ヤマハ | +20.562 |
5 | A・ドビツィオーゾ | Repsol Honda Team | ホンダ | +20.885 |
6 | V・ロッシ | Ducati Team | Ducati | +30.351 |
7 | N・ヘイデン | Ducati Team | Ducati | +31.031 |
8 | C・エドワーズ | Monster Yamaha Tech 3 | ヤマハ | +45.502 |
9 | H・バルベラ | Mapfre Aspar Team MotoGP | Ducati | +51.549 |
10 | 青山博一 | San Carlo Honda Gresini | ホンダ | +1'08.850 |
11 | K・アブラハム | Cardion AB Motoracing | Ducati | +1'09.132 |
12 | L・カピロッシ | Pramac Racing Team | Ducati | 1Lap |
13 | T・エリアス | LCR Honda MotoGP | ホンダ | 1Lap |
RT | A・バウティスタ | Rizla Suzuki MotoGP | スズキ | 19Lap |
RT | B・ボストロム | LCR Honda MotoGP | ホンダ | 24Lap |
RT | M・シモンチェリ | San Carlo Honda Gresini | ホンダ | 26Lap |
RT | C・クラッチロー | Monster Yamaha Tech 3 | ヤマハ | 29Lap |
L・カピロッシ
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