ペドロサが優勝戦線復帰
第9戦 ドイツGP(ザクセンリンク) 2011.07.17 /コンディション:ドライ
ダニ・ペドロサがスリリングなドイツGPで競り勝ってエストリル以来の優勝を得た。彼は残り9周となったところでホルヘ・ロレンソをパスして先頭に立った。2位に後退したロレンソの背後にはケーシー・ストーナーが着けて、そこから激しい2位争いが展開された。
ペドロサは2番グリッドから好スタートを切るも1周目は2位。先頭はロレンソ。ポールポジションからスタートしたストーナーはアンドレア・ドヴィツィオーゾにも先行されて4位に後退。3周目にはドヴィツィオーゾが2位に上がる。その2周後、ストーナーが両チームメイトとロレンソをパスして先頭に立った。だが後ろとの差を広げることが出来ず、レース前半はマルコ・シモンチェリもからんで5台による先頭争いになった。そして13周目、ストーナーはロレンソに交わされて2位に、その後ペドロサにも交わされてされに後退。この後ペドロサはロレンソも捉え、後ろでライバルたちが競り合っている間にリードを広げた。その2位争いは僅か0.091秒差で決着が付いた。
もうひとつの混戦となったスズキとDucatiによる7位争いはアルバロ・バウティスタが勝利した。バレンティーノ・ロッシは今季最低となる16番グリッドからスタートして、何とかシングルフィニッシュまで持ってきた。ロリス・カピロッシはフリー走行1に登場したが体調が完全でないとして欠場を決めた。その代役としてシルバン・ギュントーリが起用された。
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | D・ペドロサ | Repsol Honda Team | ホンダ | 41'12.283 |
2 | J・ロレンソ | Yamaha Factory Racing | ヤマハ | +1.477 |
3 | C・スト―ナー | Repsol Honda Team | ホンダ | +1.568 |
4 | A・ドビツィオーゾ | Repsol Honda Team | ホンダ | +10.513 |
5 | B・スピース | Yamaha Factory Racing | ヤマハ | +10.719 |
6 | M・シモンチェリ | San Carlo Honda Gresini | ホンダ | +10.923 |
7 | A・バウティスタ | Rizla Suzuki MotoGP | スズキ | +27.451 |
8 | N・ヘイデン | Ducati Team | Ducati | +27.510 |
9 | V・ロッシ | Ducati Team | Ducati | +27.576 |
10 | C・エドワーズ | Monster Yamaha Tech 3 | ヤマハ | +33.491 |
11 | H・バルベラ | Mapfre Aspar Team MotoGP | Ducati | +38.944 |
12 | K・アブラハム | Cardion AB Motoracing | Ducati | +39.148 |
13 | R・ド・ピュニエ | Pramac Racing Team | Ducati | +39.415 |
14 | C・クラッチロー | Monster Yamaha Tech 3 | ヤマハ | +39.477 |
15 | 青山博一 | San Carlo Honda Gresini | ホンダ | +54.516 |
16 | T・エリアス | LCR Honda MotoGP | ホンダ | +1'12.335 |
17 | S・ギュントーリ | Pramac Racing Team | Ducati | 1Lap |
K・アブラハム
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