2009年のMotoGPバイク
2009年シーズンからタイヤ供給がワンメイク化され、2009年と2010年はブリヂストンが選ばれた。ブリヂストンが各大会毎に前後共に2種類のスリックタイヤを用意する。この2種類は全ライダー同じです。予選用のソフトタイヤは無い。また、運営コスト削減という動きの中でもレギュレーション変更が行われ、第11戦から最終戦までの7戦で、1人のライダーが使用できるエンジンは5基までと制限された。
Ducati
Ducati Marlboro Team/Desmosedici GP9
GP9はカーボンファイバー製のフレームを採用した。これまでのドゥカティーの伝統だった鋼管トレリスフレームから大幅変更になる。スポンサーロゴは前年同様にAliceやSanDisk、Riello UpsにEnelのロゴが入ってる。
- V型4気筒デスモドロミックDOHCエンジン
- カーボン・ファイバー製シャシー
- 排気システム:テルミニョーニ
- サスペンション:FR共にオーリンズ
- ブレーキ
F:ブレンボ製320mmカーボンディスク2枚と4ピストン-キャリパー
R:ブレンボ製スチールディスク1枚と2ピストン-キャリパー - タイヤサイズ:FR共に16.5インチ
Pramac Racing/Desmosedici GP9 SAT
#36 ミカ・カリオと#88 ニッコロ・カネパ
Grupo Francisco Hernando/Ducati
#59 セテ・ジベルナウ
ヤマハ
Fiat Yamaha Team/YZR-M1
フィアット・ヤマハは、インターネット上で2009年のチーム発表会を実施した。タイトルスポンサーのFIAT以外で、BRIDGESTONEとYAMALUBE、Packard Bellのロゴも目立っている。MotoGP2年目を迎えるホルヘ・ロレンソはゼッケンナンバーをこれまでの48から99に変更した。
#46 バレンティーノ・ロッシ
- 水冷4ストロークDOHC並列4気筒エンジン
- アルミ製ツインチューブデルタボックスフレーム
- サスペンション
F:オーリンズ製倒立サスペンション
R:オーリンズ製 - ホィール: 前後16.5インチ(マルケジーニ)
- タイヤ: 前後16.5インチ(ブリヂストン)
- ブレーキ
F:320mmカーボン製ダブルディスク(ブレンボ)
R:220mmスチール製シングルディスク(ブレンボ)
Monster Yamaha Tech3/YZR-M1
黒と黄色のボディに緑のモンスターロゴマークが印されたM1。テック3ヤマハは2009年から2年間、モンスター・エナジー社とスポンサー契約を結んだ。
#5 コーリン・エドワーズ
カワサキ
Hayate Racing Team/ZX-RR
2002年から一貫してライムグリーンだったカワサキのZX-RRが、真っ黒になってハヤテレーシングチームのマシンとして参戦。ただしハヤテのマシンにKawasakiのロゴが見当たらない。
#33 マルコ・メランドリ
ホンダ
Repsol Honda Team/RC212V
ホンダは金融危機の影響でF1から撤退したが、MotoGPには2台のワークスマシンにサテライトチームを加えて計6台のRC212Vを投入した。
#3 ダニ・ペドロサ
- 水冷 4ストローク DOHC4バルブ V型4気筒エンジン
- ツインチューブフレーム
- ショーワ SPLサスペンション
F:テレスコピック式
R:プロリンク - タイヤ:前後16.55インチ(ブリヂストン)
- 全長×全幅×全高:2060×645×1125 mm
Scot Racing Team MotoGP/RC212V
#72 高橋裕紀
スズキ
Rizla Suzuki MotoGP/GSV-R
インペリアル・タバコ社のブランドであるリズラとの3年契約が昨年で終了したスズキは、再びリズラと1年契約を結んだ。スイングアームには、GSV-Rで採用しているパーツメーカーのステッカーが貼ってある。AFAMの他、RKやNGK、ティラド、三菱電機、国産電機と国内メーカが並んでいる。そして、リアインナーフェンダーにもトラスのステッカー見える。
#65 ロリス・カピロッシ
- バイク