ミサノを完全に支配したロッシ

第13戦 サンマリノGP（ミサノ）2009.09.06　/コンディション：ドライ

バレンティーノ・ロッシが地元のサンマリノ大会を完全に支配し、ホルヘ･ロレンソとのポイント差も更に広げた。ポールポジションスタートのロッシは先行を許していたダニ・ペドロサを8周目で捕まえて先頭に立った。そして、後ろにいたロレンソがペドロサをパスするのに手間取った間に、前方がクリアなロッシはリードを広げていった。

結局ロレンソはペドロサを交わすのに6周を要し、2位に上がった時にロッシとの差は1.4秒だった。その後、タイム差は3秒近く広がったが、勝利が確実となったラスト2周はロッシが少しペースを落とした。

予選2番グリッドから好スタートを切ったペドロサだったが、ロレンソに抜かれた後は少しペースを落として確実に3位をキープした。アンドレア・ドヴィツィオーゾはロリス・カピロッシを抑えて4位。そのドヴィツィオーゾが乗るRC212Vのサスペンションが今回からショーワからオーリンズに変更された。シーズン最高位となる4番グリッドからスタートしたトニ・エリアスも好スタートで2位に付けた。ヤマハの2台に交わされるまでその位置をキープしたが結局6位でゴールした。

オープニングラップでアレックス・デ・アンジェリスがコーリン・エドワーズに突っ込むかたちで両者がクラッシュ。それにニッキー・ヘイデンも巻き込まれ、予選グリッド上位（5〜7位）にいたこの3台が1周目で姿を消した。ロレンソは間一髪で巻き込まれずに済んだ。