A・ドビツィオーゾのMotoGP初優勝

第10戦 イギリスGP（ドニントンパーク）2009.07.26　/コンディション：ウエット

アンドレア・ドヴィツィオーゾが小雨のドニントンパークでMotoGP初優勝を挙げた。終盤にコーリン・エドワーズとR・ド・ピュニエが追い上げてきたがドヴィツィオーゾは首位を死守した。

小雨が降る中で決勝レースがスタートしたが、ケーシー・ストーナーとニッキー・ヘイデン以外はスリックタイヤだった。Ducati Marlboro Teamの2台は雨がひどくなると想定した。しかし前半は小雨、途中少し強くなったがそれも長くは続かなかった。

オープニングラップはそのドゥカティの2台が後方に沈み、先頭はトニ・エリアス。その後にホルヘ･ロレンソとバレンティーノ・ロッシ、ドヴィツィオーゾが続いた。3周目にドヴィツィオーゾが先頭にたったが、それをキープできず７周目にはロレンソとロッシに次ぐ3位に後退。9周目の最終コーナーでロレンソが転倒して先頭はロッシ。

その後少し雨が強くなった20周目にロッシが転倒したことでドヴィツィオーゾが先頭に立った。そして2位にはド・ピュニエが付けていた。その後ろには終盤猛烈な勢いで追い上げてきたエドワーズがいた。その勢いは衰えず最終ラップでド・ピュニエを抜いた。

転倒後に11位でレースに復帰したロッシは、マルコ・メランドリらがマシン交換のためにピットに戻った事もあって順位を上げていき、最終ラップでトーズランドを抜いて5位でゴールした。一方、ランキングトップを争っているロレンソやストーナーが更に低迷した為に、ロッシはランキング2位とのポイント差を25に広げた。