ライバルたちの転倒でロレンソ圧勝

第12戦 インディアナポリスGP（インディアナポリス）2009.08.30　/コンディション：ドライ

ホルヘ･ロレンソが、最大のライバルとなるバレンティーノ・ロッシとダニ・ペドロサが転倒した事もあって、後続に大差をつけて優勝した。これで、チャンピオン争いはロレンソとロッシとの差が25ポイントになった。

ポールポジションからスタートてレースを引っ張っていたペドロサが4周目で早くも転倒。ロッシを先頭にFiat Yamahaに2台のバトルとなった。最後尾まで後退したペドロサはコースに戻って前を追った。結果、10位でゴールしてポイントを獲得した。

ロレンソは9周目にロッシを交わして先頭に立った。その次ぎの周回でロッシが転倒した。ロッシもコースに戻ったが、こちらはスロットルにダメージがあって、結局2周後にリタイヤした。その時点でロレンソは2位アレックス・デ・アンジェリスとの差を10秒近く広げていて、その差を維持したままゴールした。

予選から好調で4番グリッドを獲得したデ・アンジェリスが、彼にとってMotoGP初表彰台となる2位でゴールした。スタート直後は１つ順位を落としていたが、6周目には前を行くコーリン・エドワーズを交わしてセカンドグループの先頭に立っていた。そしてレース終盤には後続との差を少し広げた。そして3位でゴールしたニッキー・ヘイデンは、アンドレア・ドヴィツィオーゾのプレッシャーに耐え、母国でのレースで今シーズン最高を獲得した。

Pramac Racingはミカ・カリオの代役として、MotoGP初参戦となるアレックス・エスパルガロを起用した。