復帰したケーシー・ストーナーが2位
第14戦 ポルトガルGP(エストリル)2009.10.04 /コンディション:ドライ
ホルヘ・ロレンソが大きな波乱も無くポルトガルGPを征し、ランキングトップのバレンティーノ・ロッシとのポイント差を縮めた。今大会の結果、2009年シーズンのコンストラクターチャンピオンがヤマハに決定した。
予選でポールポジションを獲得していたロレンソだったが、決勝のスタートは好スタートを切ったダニ・ペドロサに先行を許した。がしかしすぐにポジションを回復して1周目をトップで通過。その後もトップの座を譲ることなく、後方と6秒近くの差を広げて勝利した。一方、ロッシはロレンソから20秒以上も遅れて4位でゴール。1周で1秒近く離されるラップもあった。「リアのグリップが十分になく、タイヤが上手く機能しなくて、速く走れなかった。セッティングの問題だったと思う」とロッシは話していた。この結果、両者のポイントは一気に12ポイント縮まって、残り3戦でポイント差は18となった。
そして、この大会の最大のハイライトはケーシー・ストーナーが3戦ぶりに復帰した事だった。彼は予選は3位で決勝は2位という力強い走りを見せた。欠場に至った体調不良の原因として、「低血圧及びナトリウム不足が、体調不良の主な原因である可能性が浮かび上がった」とニュースで流れていた。
トニ・エリアスは13番グリッドから追い上げて6位でゴールした。
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
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1 | J・ロレンソ | Fiat Yamaha Team | ヤマハ | 45'35.522 |
2 | C・ストーナー | Ducati Marlboro Team | Ducati | +6.294 |
3 | D・ペドロサ | Repsol Honda Team | ホンダ | +9.889 |
4 | V・ロッシ | Fiat Yamaha Team | ヤマハ | +23.428 |
5 | C・エドワーズ | Monster Yamaha Tech 3 | ヤマハ | +32.652 |
6 | T・エリアス | San Carlo Honda Gresini | ホンダ | +35.709 |
7 | A・ドビツィオーゾ | Repsol Honda Team | ホンダ | +35.723 |
8 | N・ヘイデン | Ducati Marlboro Team | Ducati | +38.830 |
9 | J・トーズランド | Monster Yamaha Tech 3 | ヤマハ | +44.093 |
10 | C・バーミューレン | Rizla Suzuki MotoGP | スズキ | +52.863 |
11 | R・ド・ピュニエ | LCR Honda MotoGP | ホンダ | +55.698 |
12 | M・メランドリ | Hayate Racing Team | カワサキ | +1'04.515 |
13 | N・カネパ | Pramac Racing | Ducati | +1'04.538 |
14 | G・タルマクシ | Scot Racing Team MotoGP | ホンダ | +1'27.299 |
RT | L・カピロッシ | Rizla Suzuki MotoGP | スズキ | +8laps |
RT | A・デ・アンジェリス | San Carlo Honda Gresini | ホンダ | +20laps |
RT | M・カリオ | Pramac Racing | Ducati | +23laps |