ペドロサとホンダが今季初優勝
第8戦 アメリカGP(ラグナセカスピードウエイ)2009.07.05 /コンディション:ドライ
ダニ・ペドロサが自身とホンダにとって今シーズンの初勝利を挙げた。これは昨年のカタルニアGP以来の優勝となる。4番グリッドから好スタートを切ったペドロサは1コーナーまでに早くもリードを広げた。レース中盤では後続と3秒近い差をつけたが終盤は少しペースが落ちて、最終的には2位のバレンティーノ・ロッシと僅差だった。
3位のホルヘ・ロレンソと4位のケーシー・ストーナーは共に予選で転倒し、その影響が残るなかで決勝レースでは高パフォーマンスを見せた。ウォームアップ走行前にも治療を受けたロレンソは肩の痛みをこらえながら3位表彰台を獲得した。ストーナーは20周目までロッシに絡んでいたがロレンソに交わされて4位に後退。結局、ロレンソに10秒以上離された。ニッキー・ヘイデンは地元GPで今シーズン最高位を獲得した。
ロリス・カピロッシとガボール・タルマクシは4周目に、アンドレア・ドヴィツィオーゾとセテ・ジベルナウは8周目に転倒した。ジェームズ・トーズランドはフライングをしたとしてペナルティーを課せられたが、それに従わずブラックフラッグが掲示されて失格となった。
カタルニアGPからタルマクシを新たに起用して高橋裕紀との2人体制で臨んできたスコット・レーシングが、アメリカGPから高橋を起用しないこととなった。理由は経費の倍増と転倒による高橋の体調不良となっている。
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
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1 | D・ペドロサ | Repsol Honda Team | ホンダ | 44'01.580 |
2 | V・ロッシ | Fiat Yamaha Team | ヤマハ | 0.344 |
3 | J・ロレンソ | Fiat Yamaha Team | ヤマハ | 1.926 |
4 | C・スト―ナー | Ducati Marlboro Team | Ducati | 12.432 |
5 | N・ヘイデン | Ducati Marlboro Team | Ducati | 21.663 |
6 | T・エリアス | San Carlo Honda Gresini | ホンダ | 22.041 |
7 | C・エドワーズ | Monster Yamaha Tech 3 | ヤマハ | 30.201 |
8 | C・バーミューレン | Rizla Suzuki MotoGP | スズキ | 32.857 |
9 | R・ド・ピュニエ | LCR Honda MotoGP | ホンダ | 40.325 |
10 | M・メランドリ | Hayate Racing Team | カワサキ | 48.028 |
11 | A・デ・アンジェリス | San Carlo Honda Gresini | ホンダ | 48.810 |
12 | N・カネパ | Pramac Racing | Ducati | 1'18.531 |
RT | A・ドビツィオーゾ | Repsol Honda Team | ホンダ | +26lap |
RT | S・ジベルナウ | Grupo Francisco Hernando | Ducati | +26lap |
RT | L・カピロッシ | Rizla Suzuki MotoGP | スズキ | +29lap |
RT | G・タルマクシ | Scot Racing Team MotoGP | ホンダ | +29lap |
RT | J・トーズランド | Monster Yamaha Tech 3 | ヤマハ | - |