ロッシが僅差でロレンソを降した

第6戦 カタルニアGP(カタルニア) 2009.06.14　/コンディション：ドライ

バレンティーノ・ロッシがチームメイトのホルヘ･ロレンソを僅差で破って優勝した。レースはこの2人が終始リードする展開で、ラスト3周は互いに順位を入れかえる壮絶なバトルが展開された。そして、ロレンソが先頭で向かえた最終ラップ、ロッシは最終コーナーの進入で前に出て、そのままゴールまでロレンソを押さえ込んだ。

ヤマハのペアから8秒以上離されて3位でゴールしたケーシー･ストーナーは、体調不良をおしてのレースだったが、後方から仕掛けるドビツィオーゾをなんとか押さえ込んだ。5位のロリス・カピロッシは予選11番グリッドから浮上してきた。スズキは新型エンジンを投入した。

このカタルニアGPの結果、ポイントランキングの上位3名、ロッシ-ロレンソ-ストーナーが同ポイントとなった。

スコット・レーシングは新たにガボール・タルマクシを起用し、最終戦まで高橋裕紀との2人体制で臨むことになった。マシンは高橋のスペアを使用する。そのタルマクシのMotoGPクラス初挑戦は17位に終わった。一方、高橋は1周目で転倒して右手を負傷した。