2012年チャンピオンはロレンソに決定
第17戦 オーストラリアGP(フィリップアイランド) 2012.10.28 /コンディション:ドライ
レースはケーシー・ストーナーが独走優勝。それに続いて、2位でゴールしたホルヘ・ロレンソが2012年チャンピオンの座を確保した。シーズン終盤にかけて盛り上がってきたダニ・ペドロサとのタイトル争いは、事実上は2周目にペドロサが転倒した事で決着していた。
ポールシッターのストーナーを抑えてロレンソが好スタート。しかし、何としても4連勝といきたいペドロサがヘアピンでロレンソを抜いて1周目から先頭に出る。ピットストレートでストーナーもロレンソを交わしてレプソルチームが1-2位。
怪我から復帰して2戦目のストーナーだが、この大会では他を圧倒する速さで各セッションを征していて、ホンダはチームオーダーを要求していないことから、ペドロサが彼にトップを明け渡すのは時間の問題と思われた。
タイトル獲得の可能性を残すため激しくプッシュしていたペドロサだが、2周目のヘアピンで転倒した。これでロレンソはリスクを負って先頭を狙いにいく必要が無くなった。なので、ストーナーもこの事で今大会の優勝が確約されたようなかたちになった。彼にとって地元大会6連覇、そして最後の地元大会となる。
3位争いはカル・クラッチローが早々と抜け出して単独走行になる。4位争いはアンドレア・ドヴィツィオーゾとアルバロ・バウティスタ、そしてステファン・ブラドルが終始バトルを展開。結果は最終ラップに6位から挽回したドヴィツィオーゾが4位でゴールした。
ベン・スピースは前戦で転倒した際に右肩を負傷したために欠場した。同じく前戦で負傷したヨニー・エルナンデェスも欠場した。その代役として参戦したクリス・マクラーレンは予選タイムがクリアできず、決勝には進めなかった。
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | C・ストーナー | Repsol Honda Team | ホンダ | 41'01.324 |
2 | J・ロレンソ | Yamaha Factory Racing | ヤマハ | +9.223 |
3 | C・クラッチロー | Monster Yamaha Tech 3 | ヤマハ | +14.570 |
4 | A・ドヴィツィオーゾ | Monster Yamaha Tech 3 | ヤマハ | +23.303 |
5 | A・バウティスタ | San Carlo Honda Gresini | ホンダ | +23.432 |
6 | S・ブラドル | LCR Honda MotoGP | ホンダ | +23.467 |
7 | V・ロッシ | Ducati Team | Ducati | +37.113 |
8 | N・ヘイデン | Ducati Team | Ducati | +38.387 |
9 | K・アブラハム | Pramac Racing Team | Ducati | +52.613 |
10 | A・エスパルガロ | Power Electronics Aspar | ART | +1'00.299 |
11 | R・ド・ピュニエ | Power Electronics Aspar | ART | +1'00.342 |
12 | H・バルベラ | Pramac Racing Team | Ducati | +1'21.951 |
13 | D・ペトルッチ | Came IodaRacing Project | Ioda | +1'27.857 |
14 | M・ピロ | San Carlo Honda Gresini | FTR | +1Lap |
15 | I・シルバ | Avintia Blusens | BQR | +1Lap |
RT | R・ロルフォ | Speed Master | ART | +9Lap |
RT | C・エドワーズ | NGM Mobile Forward Racing | Suter | +21Lap |
RT | J・エリソン | Paul Bird Motorsport | ART | +22Lap |
RT | D・ペドロサ | Repsol Honda Team | ホンダ | +26Lap |
J・ロレンソ(Yamaha Factory Racing)
大会イベントでミック・ドゥーハンがRepsol Honda RC213V MotoGP マシンを走らせた
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