ロレンソがムジェロで圧勝
第9戦 イタリアGP(ムジェロ) 2012.07.15 /コンディション:ドライ
ホルヘ・ロレンソが圧倒的な勝利で、MotoGPチャンピオンシップのリードも広げた。ロレンソはポールシッターのダニ・ペドロサを1コーナーでパスして1周目からトップに浮上し、最後までその座を明け渡すことなくゴールした。
ロレンソのライバルとなったペドロサですが、レース序盤は7番グリッドから急浮上してきたアンドレア・ドヴィツィオーゾのチャージを受け3位に。5周目に2位に上がりロレンソを追った。
ペドロサはなんとかロレンソを5秒以内に捕らえていたが、チームメイトのケーシー・ストーナーは残念なレースだった。ストーナーは今回ブリヂストンが用意した耐熱構造のリアタイヤを選んだ唯一のライダー。彼は1周目は8位。9周目にようやく5位に上がるも次の周回でコースアウトを喫して10位に後退。そこから、アルバロ・バウティスタと接触するといったハプニングもあったが8位に回復した。
ドヴィツィオーゾは2位を失った後、10周目にステファン・ブラドルにも抜かれてしまう。ブラドルは終盤まで多くのコーナーで後ろからの圧力に耐えて3位をキープした。残り3周となるところでドヴィツィオーゾが取り返し、3戦連続で表彰台に上がりました。
ブラドルは最終ラップにニッキー・ヘイデンのチャージを受けましたが、立ち上がりで彼がワイドになった隙に抜き返してベストリザルトとなる4位でゴールした。
ベン・スピースは体調不良でペースが上がらなかった。骨折から回復していないカレル・アブラハムが欠場し、その代役もめどが立たないことからカルディオン・ABチームは欠場した。
故マルコ・シモンセリン追悼のため開幕戦からブラックカラーのマシンで参戦してきたグレシーニ・レーシングが、今大会からホワイトのカラーリングに戻した。
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
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1 | J・ロレンソ | Yamaha Factory Racing | ヤマハ | 41'37.477 |
2 | D・ペドロサ | Repsol Honda Team | ホンダ | +5.223 |
3 | A・ドヴィツィオーゾ | Monster Yamaha Tech 3 | ヤマハ | +10.665 |
4 | S・ブラドル | LCR Honda MotoGP | ホンダ | +10.711 |
5 | V・ロッシ | Ducati Team | Ducati | +11.695 |
6 | C・クラッチロー | Monster Yamaha Tech 3 | ヤマハ | +12.060 |
7 | N・ヘイデン | Ducati Team | Ducati | +12.235 |
8 | C・ストーナー | Repsol Honda Team | ホンダ | +30.617 |
9 | H・バルベラ | Pramac Racing Team | Ducati | +31.728 |
10 | A・バウティスタ | San Carlo Honda Gresini | ホンダ | +34.589 |
11 | B・スピース | Yamaha Factory Racing | ヤマハ | +57.862 |
12 | R・ド・ピュニエ | Power Electronics Aspar | ART | +59.963 |
13 | A・エスパルガロ | Power Electronics Aspar | ART | +1'11.200 |
14 | J・エリソン | Paul Bird Motorsport | ART | +1'11.458 |
15 | M・パッシーニ | Speed Master | ART | +1'11.828 |
16 | I・シルバ | Avintia Blusens | BQR | +1Lap |
RT | C・エドワーズ | NGM Mobile Forward Racing | Suter | +13Lap |
RT | Y・エルナンデス | Avintia Blusens | BQR | +14Lap |
RT | D・ペトルッチ | Came Ioda Racing Project | Ioda | +20Lap |
RT | M・ピロ | San Carlo Honda Gresini | FTR | - |
M・ピロ(San Carlo Honda Gresini)
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