ペドロサが今シーズン2勝目
第11戦 インディアナポリスGP(インディアナポリス) 2012.08.19 /コンディション:ドライ
ポールポジションからスタートしたダニ・ペドロサが独走でシーズン2勝目を挙げ、タイトル争いではトップのホルヘ・ロレンソに18ポイント差に詰め寄った。予選の転倒で右足に足首骨折と靭帯断裂という負傷を負いながらも出場したケーシー・ストーナーは、アンドレア・ドヴィツィオーゾとの競り合いの末に表彰台を逃した。
この日、ペドロサの実質的なライバルはベン・スピースだけだった。彼はオープニングラップから先頭を快走し、2周目にはペドロサに抜かれるがピタリと背後につけていた。しかし6周目にYZR-M1が煙を吹き出し、リタイアを強いられた。
結局ここからペドロサの勝利への一人旅が始まった。15周目にはファーステストラップを記録して追いすがるロレンソを引き離し、ゴールした時は10秒の差がついていた。
スピースが姿を消したことで、ストーナーとドヴィツィオーゾが最後の表彰台をめぐって争うことになった。1周目は7位だったストーナーは徐々に順位を上げていき、10周目にはドヴィツィオーゾを抜いて4位に。ドヴィツィオーゾはその後、ストーナーの後ろに付いたまま周回を重ね、残り7周となる22周目に逆転した。
カル・クラッチローは10周目、7位を走行していたが転倒リタイアとなり、今シーズ初めてノーポイントに終わった。
GPTechがCRTとしてアーロン・イェーツを起用してワイルドカード参戦した。Attack Performanceもスティーブ・ラップと共に前回に続いての登場となった。
負傷から回復中のエクトル・バルベラは第12戦からの復帰を目指していたが、予定を早めて今大会に参戦。しかしフリー走行で転倒してしまい、胸椎を骨折。トニ・エリアスがその代役を努めた。また、ニッキー・ヘイデンも予選で転倒し、右手を骨折したことから欠場した。
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | D・ペドロサ | Repsol Honda Team | ホンダ | 46'39.631 |
2 | J・ロレンソ | Yamaha Factory Racing | ヤマハ | +10.823 |
3 | A・ドヴィツィオーゾ | Monster Yamaha Tech 3 | ヤマハ | +17.310 |
4 | C・ストーナー | Repsol Honda Team | ホンダ | +19.803 |
5 | A・バウティスタ | San Carlo Honda Gresini | ホンダ | +22.556 |
6 | S・ブラドル | LCR Honda MotoGP | ホンダ | +30.072 |
7 | V・ロッシ | Ducati Team | Ducati | +57.614 |
8 | K・アブラハム | Pramac Racing Team | Ducati | +1'08.442 |
9 | Y・エルナンデス | Avintia Blusens | BQR | +1'11.106 |
10 | A・エスパルガロ | Power Electronics Aspar | ART | +1'14.079 |
11 | T・エリアス | Pramac Racing Team | Ducati | +1'26.305 |
12 | I・シルバ | Avintia Blusens | BQR | +1'40.274 |
13 | C・エドワーズ | NGM Mobile Forward Racing | Suter | +1Lap |
14 | S・ラップ | Attack Performance | APR | +1Lap |
15 | J・エリソン | Paul Bird Motorsport | ART | +1Lap |
16 | A・イェーツ | GPTech | BCL | +1Lap |
RT | C・クラッチロー | Monster Yamaha Tech 3 | ヤマハ | +19Lap |
RT | R・ド・ピュニエ | Power Electronics Aspar | ART | +20Lap |
RT | B・スピース | Yamaha Factory Racing | ヤマハ | +22Lap |
RT | M・ピロ | San Carlo Honda Gresini | FTR | +27Lap |
RT | M・パッシーニ | Speed Master | ART | - |
RT | D・ペトルッチ | Came Ioda Racing Project | Ioda | - |
A・イェーツ(GPTech)
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