ペドロサが2012年初勝利、ストーナーは転倒
第8戦 ドイツGP(ザクセンリンク) 2012.07.08 /コンディション:ドライ
ダニ・ペドロサが今シーズン初優勝を手に入れ、ザクセンリンク3連覇を達成した。チームメイトのケーシー・ストーナーは最終ラップでペドロサにチャレンジする中で転倒した。アンドレア・ドヴィツィオーゾはカル・クラッチローやベン・スピースからのプレッシャーに耐えて表彰台の最後の位置を確保した。
スタート直後からレプソルホンダの2台がリードする展開で、オープニングはペドロサが征した。しかし2周目にストーナーが前に出てペースを上げた。それにペドロサも付いていったことで2位と3位の差が開いていった。残り11周となるころ、ペドロサが逆転した。しかしストーナーも遅れることなくピタリと追撃。2台の競り合いは最終ラップまで続いた。
ホルヘ・ロレンソは3位がほぼ確定的だったが、レースが終わる直前になって表彰台の2番目と20ポイントが転がり込み、チャンピオン争いもリードすることになった。ペドロサがランキング2位に上がった。
予選2位だったスピースは4周目まで3位につけていたが、ロレンソに交わされた後、9周目にはTech3の2台にも抜かれて少し離される。2台のTech3は互角の争いを展開していて、終盤になってそこにスピースも加わった。残り5周となるところでクラッチローがオーバーランをして順位を下げた。
ステファン・ブラドルは終始ワークスドゥカティの2台を抑えてベストリザルトタイの5位。アルバロ・バウティスタは前回大会のアクシデントの原因となったことに対するペナルティとして最後尾からスタートとなった。
負傷欠場したカレル・アブラハムの代役として、ドゥカティのテストライダーを務めるフランコ・バッタイニが参戦した。
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | D・ペドロサ | Repsol Honda Team | ホンダ | 41'28.396 |
2 | J・ロレンソ | Yamaha Factory Racing | ヤマハ | +14.996 |
3 | A・ドヴィツィオーゾ | Monster Yamaha Tech3 | ヤマハ | +20.669 |
4 | B・スピース | Yamaha Factory Racing | ヤマハ | +20.740 |
5 | S・ブラドル | LCRHonda MotoGP | ホンダ | +27.893 |
6 | V・ロッシ | Ducati Team | Ducati | +28.050 |
7 | A・バウティスタ | San Carlo Honda Gresini | ホンダ | +28.246 |
8 | C・クラッチロー | Monster Yamaha Tech3 | ヤマハ | +28.447 |
9 | H・バルベラ | Pramac Racing Team | Ducati | +29.053 |
10 | N・ヘイデン | Ducati Team | Ducati | +29.226 |
11 | R・ド・ピュニエ | Power Electronics Aspar | ART | +53.176 |
12 | C・エドワーズ | NGM Mobile Forward Racing | Suter | +58.204 |
13 | A・エスパルガロ | Power Electronics Aspar | ART | +1'04.654 |
14 | Y・エルナンデス | Avintia Blusens | BQR | +1'13.543 |
15 | J・エリソン | Paul Bird Motorsport | ART | +1'30.318 |
16 | F・バッタイニ | Cardion AB Motoracing | Ducati | +1Lap |
17 | D・ペトルッチ | Came Ioda Racing Project | Ioda | +1Lap |
18 | I・シルバ | Avintia Blusens | BQR | +1Lap |
RT | C・ストーナー | Repsol Honda Team | ホンダ | - |
RT | M・パッシーニ | Speed Master | ART | - |
RT | M・ピロ | San Carlo Honda Gresini | FTR | - |
B・スピース(Yamaha Factory Racing)
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