ロレンソがホンダを抑え込み開幕勝利
第1戦 カタールGP(ロサイル) 2012.04.08 /コンディション:ドライ
2012年シーズンの開幕戦となるカタールGPはホルヘ・ロレンソが2台のホンダワークスを抑え込んで勝利した。彼にとって昨年10月の怪我以来続いていた欠場からの復帰第一戦で、またロサイルは初勝利となる。
レース展開は序盤から先頭に立って後続との差を広げたケーシー・ストーナーがロサイルでの5勝目をほぼ手中に収めると思われたが、終盤になってロレンソが攻勢にでた。先ずダニ・ペドロサを叩き落した後、ストーナーをパスして首位に立った。
ポールポジションを得ていたロレンソは1周目から先頭に出た。そしてペドロサが得意のスタートで7番グリッドから2位に浮上。ストーナーはその後だったが、3周目に前の2台をパスした。そして少しずつリードを広げて、その差2秒程にしてそれをキープしていた。
終盤、ロレンソがペドロサに抜かれて3位に後退するも、すぐに抜き返し、そこからストーナーに猛アタックを仕掛ける。そして残り3周となる19周目にトップを奪い返した。その後、ペドロサもストーナーをパスして2位に上がり前を追ったがロレンソを捕まえられなかった。
カル・クラッチローは予選3位で一列目からスタートしたが出遅れて1周目は5位に。そして前を行くチームメイトのアンドレア・ドヴィツィオーゾに懸命にアタックしたが、パスするのに17周を要し、その間にトップ3台との差が広がっていった。
予選4位だったベン・スピーズは徐々に順位を下げてプロトタイプ勢の最後尾に、そしてCRTトップのコーリン・エドワーズに2・3秒差にまで詰め寄られた。
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
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1 | J・ロレンソ | Yamaha Factory Racing | ヤマハ | 42'44.214 |
2 | D・ペドロサ | Repsol Honda Team | ホンダ | +0.852 |
3 | C・ストーナー | Repsol Honda Team | ホンダ | +2.908 |
4 | C・クラッチロー | Monster Yamaha Tech 3 | ヤマハ | +17.114 |
5 | A・ドヴィツィオーゾ | Monster Yamaha Tech 3 | ヤマハ | +17.420 |
6 | N・ヘイデン | Ducati Team | Ducati | +28.413 |
7 | A・バウティスタ | San Carlo Honda Gresini | ホンダ | +28.446 |
8 | S・ブラドル | LCR Honda MotoGP | ホンダ | +29.464 |
9 | H・バルベラ | Pramac Racing Team | Ducati | +31.384 |
10 | V・ロッシ | Ducati Team | Ducati | +33.665 |
11 | B・スピース | Yamaha Factory Racing | ヤマハ | +56.907 |
12 | C・エドワーズ | NGM Mobile Forward Racing | Suter | +58.088 |
13 | R・ド・プニエ | Power Electronics Aspar | ART | +1'10.650 |
14 | Y・エルナンデス | Avintia Blusens | BQR-FTR | +1'15.943 |
15 | A・エスパルガロ | Power Electronics Aspar | ART | +1'26.733 |
16 | I・シルバ | Avintia Blusens | BQR-FTR | +1'43.327 |
17 | M・パシーニ | Speed Master | ART | +1'47.419 |
18 | J・エリソン | Paul Bird Motorsport | ART | +1'51.882 |
- | M・ピロ | San Carlo Honda Gresini | FTR | 7 Laps |
RT | D・ペトルッチ | Ioda Racing Project | Ioda | - |
RT | K・アブラハム | Cardion AB Motoracing | Ducati | - |
R・ド・プニエ(Power Electronics Aspar)
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