ロッシがラグナセカ初制覇
第11戦 アメリカGP(ラグナセカ・スピードウェイ) 2008.07.20 /コンディション:ドライ
2008年のMotoGP第11戦アメリカGPは、Fiat Yamaha Teamのロッシが、3連勝中のスト―ナーに競り勝って優勝した。ロッシにとってラグナセカ初制覇。予選で圧倒的な速さを見せたストーナーがポールポジション。ロッシは2番手からスタート。ストーナー優勢と思われたレースは序盤からこの二人の白熱したバトルが展開された。
3周目のコークスクリュー入り口でロッシがストーナーのインを刺して前に出た。しかし直後の切り返しでグラベルを通過してコースに戻った。13周目、トップスピードで勝るストーナーがメインストレートで前に出た。しかし、1コーナー進入のブレーキングでミスし、ロッシが前。残り8周となった最終コーナーにロッシにつづいて進入したストーナーがロッシに接触しそうになり、それを避けようとしてコースアウトして転倒。この時既に3位との差は大きく開いていたのでストーナーは2位でレースに復帰した。しかし、ロッシに追いつく事は出来なかった。
3位は予選8番手からスタートしたバーミューレン。ロレンソは1周目で転倒した。エドワーズは地元GPということで特別塗装のYZR-M1で参戦した。ホプキンスの負傷代役としてAMA全米スーパーバイク選手権に参戦するジェリミー・ハッキングがMotoGP初参戦した。スピーズはワイルドカード参戦。前戦の転倒で左手首を骨折したペドロサは欠場。
順 位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | V・ロッシ | Fiat Yamaha Team | ヤマハ | 44'04.311 |
2 | C・ストーナー | Ducati Marlboro Team | Ducati | +13.001 |
3 | C・バーミューレン | Rizla Suzuki MotoGP | スズキ | +26.609 |
4 | A・ドビツィオーゾ | JiR Team Scot MotoGP | ホンダ | +34.901 |
5 | N・ヘイデン | Repsol Honda Team | ホンダ | +35.663 |
6 | R・ド・ピュニエ | LCR Honda MotoGP | ホンダ | +37.668 |
7 | T・エリアス | Alice Team | Ducati | +41.629 |
8 | B・スピーズ | Rizla Suzuki MotoGP | スズキ | +41.927 |
9 | J・トーズランド | Tech3 Yamaha Team | ヤマハ | +43.019 |
10 | 中野真矢 | San Carlo Honda Gresini | ホンダ | +44.391 |
11 | J・ハッキング | Kawasaki Racing Team | カワサキ | +46.258 |
12 | S・ギュントーリ | Alice Team | Ducati | +55.273 |
13 | A・デ・アンジェリス | San Carlo Honda Gresini | ホンダ | +55.521 |
14 | C・エドワーズ | Tech3 Yamaha Team | ヤマハ | +1'02.380 |
15 | L・カピロッシ | Rizla Suzuki MotoGP | スズキ | +1'08.207 |
16 | M・メランドリ | Ducati Marlboro Team | Ducati | +1'10.962 |
17 | A・ウエスト | Kawasaki Racing Team | カワサキ | +1Lap |
RT | J・ロレンソ | Fiat Yamaha Team | ヤマハ | - |
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- Qualifying for 2008 U.S. MotoGP Laguna Seca
- コークスクリューなどを駆け抜けるMotoGPマシン
T・エリアス(Alice Team)