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DUCATI 996
カール・フォガティ 1999
1999年のスーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦した、DUCATI PERFORMANCE Teamのカール・フォガティ選手のチャンピオンマシンです。
チャンピオンバイクコレクションのNO.14です。
SBKは、4サイクルの市販車をベースに改造されたバイクで競うレースで、排気量は当初、4気筒は750ccまで、2気筒が1000ccまでとされていた。
日本のメーカが4気筒を採用するなか、ドゥカティはLツインと呼ばれるV型2気筒エンジンを独特な形状のフレームに搭載した。
ドゥカティは1988年のSBK創設の年から参戦し、1990年にDUCATI 888で初めてチャンピオンに輝き、その後もSBKを席巻し続けた。排気量は888ccから916、1999年のこのマシンでは996ccにアップされ、この後998、999が登場する。
DUCATI 996 主要スペック
- エンジン:水冷4ストロークV型2気筒/デスモドロミック、バンク角90度
- 排気量:996cc
- 最高出力:168馬力以上
- 最低車両重量:162Kg
1位 | カール・フォガティ | DUCATI | 489 |
2位 | コーリン・エドワーズ | ホンダ | 361 |
3位 | トロイ・コーサー | DUCATI | 361 |
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カール・フォガティ選手はスーパーバイクで4回、TT-F1で2回、耐久で1回と、合計7回世界選手権でワールドチャンピオンに輝いている。
1990年から、ホンダのマシンでSBKに出場。1992年からドゥカティのマシンで参戦、地元イギリスで初優勝。1994年、初タイトル獲得し翌年も王座を守った。1996年、ホンダに移籍したが4位に終わった。1997年、ドゥカティに復帰したが、ホンダのジョン・コシンスキーに敗れ2位。
1998年のタイトル争いは、ランキングトップにドゥカティのトロイ・コーサー、2位にホンダのアーロン・スライト、3位にフォガティの順で最終戦のSUGOにまでもつれ込んだ。
決勝当日にコーサーがフリー走行で転倒し欠場。ポイント争いの結果はフォガティがスライトに4.5ポイント差で逆転し王座に返り咲いた。
1999年は2度めの連覇を達成した。2000年、第2戦となるフィリップアイランドでのレースでクラッシュし肩を負傷、無念の現役引退となった。
引退後はフォギー・ペトロナス・レーシングを設立し、チームオーナーとしてオリジナルマシンPetronas FP1でSBKに挑戦。
関連サイト
Round | レース1順位 | レース2順位 | |
---|---|---|---|
1 | 南アフリカ | 優勝 | 優勝 |
2 | オーストラリア | 2位 | 2位 |
3 | イギリス | 優勝 | 2位 |
4 | スペイン | 3位 | 3位 |
5 | イタリア | 優勝 | 優勝 |
6 | ドイツ | 優勝 | 15位 |
7 | サンマリノ | 優勝 | 優勝 |
8 | アメリカ | 5位 | 4位 |
9 | ヨーロッパ | リタイヤ | 4位 |
10 | オーストリア | 2位 | 4位 |
11 | オランダ | 優勝 | 優勝 |
12 | ドイツ | 優勝 | 2位 |
13 | 日本 | 2位 | 5位 |