ストーナー連勝
第14戦 日本GP(もてぎ) 2010.10.03 /コンディション:ドライ
ケーシー・ストーナーがアンドレア・ドヴィツィオーゾを抑えて前回のアラゴンに続いて連勝した。バレンティーノ・ロッシはチームメイトのホルヘ・ロレンソと熾烈な争いに勝利して3位表彰台を獲得した。ただロレンソは、ダニ・ペドロサが欠場したこともあって彼とのポイント差を69に広げてたまたタイトルに近づいた。ペドロサは、金曜日のフリー走行開始早々に転倒し、左鎖骨を骨折した。直ぐにスペインに帰国して手術を受けた。
予選からの好調で自身初となるMotoGPクラスのポールポジションを獲得していたドヴィツィオーゾは良いスタートだったのでリードするのかと思われたが、3番グリッドからスタートしたストーナーが1コーナーで彼を抜いてトップに立った。だがドヴィツィオーゾも今季一番のパフォーマンスで前に食らい付く。この2台のラップタイムはレースの殆どの部分で互角だった。残り7周となるころようやくストーナーが後ろとの差を1秒以上に広げた。その差は今日の彼にとって十分余裕があるもので、結局ゴールラインを通過したときは3.8秒だった。
その後方では2台のヤマハM1が最後の表彰台を得るためにスリルあるレースをした。ロレンソはスタートでロッシの前に出た。その後、6周目のヘアピンでロッシが前にでるも両者の差は広がらない。17周目の5コーナーでロレンソが仕掛けてインに飛び込んだがワイドに開いてまた後ろに。終盤にかけてロレンソはさらに激しく攻め立てて、最後の2周は2度前に出た。だがそのたびにロッシもやり返して3位を取り戻した。そんな中で両者が接触する場面も有った。結局コンマ5秒の差で決着がついた。
マルコ・シモンセリに競り勝ったコーリン・エドワーズは今シーズン最高の成績。怪我から復帰したロリス・カピロッシは終盤にマシントラブルでリタイヤするまで彼らと競っていた。ベン・スピースとニッキー・ヘイデンは2周目の第5コーナーで共にコースアウトして最後尾に順位を下げた。スピースは力強い走りで8位にまで戻した。ヘイデンは12位に留まった。マルコ・メランドリはトップテン圏内を走っていたが終盤にコースアウトして順位を下げた。
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
---|---|---|---|---|
1 | C・スト―ナー | Ducati Marlboro Team | Ducati | 43'12.266 |
2 | A・ドビツィオーゾ | Repsol Honda Team | ホンダ | +3.868 |
3 | V・ロッシ | Fiat Yamaha Team | ヤマハ | +5.707 |
4 | J・ロレンソ | Fiat Yamaha Team | ヤマハ | +6.221 |
5 | C・エドワーズ | Monster Yamaha Tech 3 | ヤマハ | +27.092 |
6 | M・シモンチェリ | San Carlo Honda Gresini | ホンダ | +30.021 |
7 | A・バウティスタ | Rizla Suzuki MotoGP | スズキ | +31.826 |
8 | B・スピース | Monster Yamaha Tech 3 | ヤマハ | +35.572 |
9 | R・ド・ピュニエ | LCR Honda MotoGP | ホンダ | +47.564 |
10 | 青山博一 | Interwetten Honda MotoGP | ホンダ | +49.598 |
11 | M・メランドリ | San Carlo Honda Gresini | ホンダ | +49.999 |
12 | N・ヘイデン | Ducati Marlboro Team | Ducati | +50.703 |
13 | H・バルベラ | Paginas Amarillas Aspar | Ducati | +51.422 |
14 | A・エスパルガロ | Pramac Racing Team | Ducati | +52.843 |
15 | M・カリオ | Pramac Racing Team | Ducati | +1'14.668 |
RT | L・カピロッシ | Rizla Suzuki MotoGP | スズキ | 3Lap |
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