3戦連続ポール・トゥ・ウィンのロレンソ
第7戦 カタルニアGP(カタルニア) 2010.07.04 /コンディション:ドライ
バルセロナで行われたカタルニアGPは、ホルヘ・ロレンソが勝利して地元のファンを大いに喜ばせると共に、MotoGPチャンピオンシップポイントのリードを広げた。レース前半から競り合っていたA・ドビツィオーゾが後半に入って転倒し、そのころには後方との差が大きく開いていた。ゴールした時は4.754s差だった。この2人の先頭争いに初めはケーシー・ストーナーも付いていたが、彼は6周目の1コーナーでコースアウトして5位に後退した。
2列目から好スタートしたダニ・ペドロサは1コーナーに先頭で飛び込むがオーバーランして11位にまで後退する。だが彼は次ぎの周回までにポジションを5位に上げ、6周目のストーナーのミスに乗じて3位に浮上する。ただ、ストーナーも9周目にはR・ド・ピュニエを抜いて4位に付けて、ドビツィオーゾが姿を消して以降この2人の2位争いとなった。結局ペドロサがこの競り合いに勝利してランキング2位も守った。だがシーズン5勝目を挙げたロレンソとは52ポイントの差がついている。
ド・ピュニエは今季ベストリザルトとなる4位でゴール。それに続いたアルバロ・バウティスタは自身のキャリア最高位を地元で得た。その後ろではチームメイトのロリス・カピロッシが6位でゴールするかと思われたが、残り3周となったところでワイドに開いてベン・スピーズに抜かれた。前戦のオランダでフリー走行中に転倒を喫して負傷した左肩が完治していないマルコ・メランドリは不自由なライディングを強いられながらも9位完走した。ゴールした時、前のニッキー・ヘイデンとの差はほんの僅かだった。
マルコ・シモンセリは6位を走行していたが中盤に転倒した。リハビリ欠場中のバレンティーノ・ロッシの代役としてヤマハで開発ライダーを務める吉川和多留が参戦した。秋吉耕佑は前戦と同様に青山博一の代役を務めた。
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
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1 | J・ロレンソ | Fiat Yamaha Team | ヤマハ | 43'22.805 |
2 | D・ペドロサ | Repsol Honda Team | ホンダ | +4.754 |
3 | C・スト―ナー | Ducati Marlboro Team | Ducati | +4.956 |
4 | R・ド・ピュニエ | LCR Honda MotoGP | ホンダ | +18.057 |
5 | A・バウティスタ | Rizla Suzuki MotoGP | スズキ | +21.361 |
6 | B・スピース | Monster Yamaha Tech 3 | ヤマハ | +21.503 |
7 | L・カピロッシ | Rizla Suzuki MotoGP | スズキ | +24.181 |
8 | N・ヘイデン | Ducati Marlboro Team | Ducati | +27.941 |
9 | M・メランドリ | San Carlo Honda Gresini | ホンダ | +28.046 |
10 | H・バルベラ | Paginas Amarillas Aspar | Ducati | +32.439 |
11 | C・エドワーズ | Monster Yamaha Tech 3 | ヤマハ | +38.406 |
12 | M・カリオ | Pramac Racing Team | Ducati | +58.257 |
13 | 秋吉耕佑 | Interwetten Honda MotoGP | ホンダ | +1'09.348 |
14 | A・ドビツィオーゾ | Repsol Honda Team | ホンダ | +1'32.402 |
15 | 吉川和多留 | Fiat Yamaha Team | ヤマハ | +1'35.237 |
RT | M・シモンチェリ | San Carlo Honda Gresini | ホンダ | +12Lap |
RT | A・エスパルガロ | Pramac Racing Team | Ducati | +20Lap |
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