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GILERA 125
マヌエル・ポジアーリ 2001
Gilera Racing Teamの2001年世界GP125ccクラス、マヌエル・ポジアーリ選手のチャンピオンマシン。チャンピオンバイクコレクションのNO.36です。
イタリアのメーカー「ジレラ」は、1949年の世界GP創設の年から1964年まで参戦し、ジェフ・デュークらのライディングで500ccクラスのタイトルを計6回獲得した古豪。1964年を最後に撤退し、1992年から250ccクラス参戦したが、2シーズンで再び撤退。
2001年、このGILERA 125で125ccクラスに参戦。この年からの参戦は、同じピアジオ傘下でスペインのメーカー デルビとの協力関係が強く、このマシンはデルビのマシンと実質的には同一と言われている。
デルビのマシンは2000年、宇井陽一のライディングでランキング2位の実績を持っていた。ライダーのポジアーリもデルビから移籍してきた。ジレラは参戦1年目でいきなりチャンピンとなった。
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GILERA 125 主要スペック
- エンジン:水冷2ストローク単気筒
- 排気量:124cc
- 最高出力:50馬力以上
- 最低車両重量:70Kg以上
1位 | マヌエル・ポジアーリ(Manuel Poggiali) | GILERA | 優勝3回 | 241ポイント |
2位 | 宇井陽一 | DERBI | 優勝6回 | 232ポイント |
3位 | トニー・エリアス(Toni Elias) | ホンダ | 優勝2回 | 217ポイント |
マヌエル・ポジアーリは、1999年から世界GP125ccクラスにフル参戦。2年目の2000年にデルビレーシングに移籍したが、リタイヤが多く、ランキングは16位。
2001年、世界GPに復帰する事となったジレラに移籍。チームは移っても、実質的に前年のデルビと同じマシンを走らせたポジアーリはシーズン前半から好調で、第4戦フランスGPで初優勝。
シーズンの前半、毎回優勝者が異なる展開のなか、ポジアーリは確実にポイントを獲得。第11戦、12戦と連勝し、第13戦は2位に入り、ランキングトップに立った。
その第13戦はデルビに乗る宇井が優勝。シーズン中盤は勝てずに苦しんでいた宇井が、その後4連勝を挙げポジアーリを猛烈に追い上げた。
しかし、ポジアーリも安定した走りで2位に入りポイントを獲得。結果、優勝回数は2位の宇井より少ないが、ほとんどのラウンドで表彰台に立ったポジアーリが、18歳で世界チャンピオンとなった。
Round | 順位 | |
---|---|---|
1 | 日本GP | 5位 |
2 | 南アフリカGP | 2位 |
3 | スペインGP | リタイア |
4 | フランスGP | 優勝 |
5 | イタリアGP | 3位 |
6 | カタルニアGP | 3位 |
7 | オランダGP | リタイア |
8 | イギリスGP | 3位 |
9 | ドイツGP | 3位 |
10 | チェコGP | リタイア |
11 | ポルトガルGP | 優勝 |
12 | バレンシアGP | 優勝 |
13 | パシフィックGP | 2位 |
14 | オーストラリアGP | 2位 |
15 | マレーシアGP | 2位 |
16 | ブラジルGP | 5位 |
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