ペドロサがシーズン3勝目
第11戦 インディアナポリスGP(インディアナポリス) 2010.08.29 /コンディション:ドライ
ダニ・ペドロサがインディアナポリスで勝利して、チャンピオンシップリーダーのホルヘ・ロレンソとのポイント差を少し詰めた。ロレンソは今大会はあまんじて今季最低の3位という結果を受け入れざるを得なかった。だが両者の差はまだ68ポイントある。予選5番グリッドだったペドロサは、スタート直後はベン・スピースとアンドレア・ドヴィツィオーゾ、ニッキー・ヘイデンに先行を許したが、終わってみれば圧勝だった。オープニングでペドロサが目の前のヘイデンとドヴィツィオーゾをパスする間に先頭のスピースが僅かに後方との差を広げた。しかしその後、その差はじりじりと縮まっていった。6周目にはペドロサがスピースの背後に付き、ピットストレートで抜き去った。スピースはそれに付いていけなかったが、それでもレース終盤にかけて後ろから迫るワークス勢のプレッシャーをものともせず、すばらしいポジションをキープした。
予選2番グリッドだったロレンソは出遅れて1周目は5位。3周目には4位に上がったものの、3位を行くドヴィツィオーゾをパスするのに11周を要し、前に出た後も両者の争いが続いた。だがレース終盤になるとドヴィツィオーゾのペースが落ち、その後ろにいたバレンティーノ・ロッシも4位に上がった。ドゥカティに移籍して以来初となる予選3番を確保したヘイデンは、出だしは良かったがペースが上がらなかった。ニースライダーが外れるアクシデントのためとの事。また、予選6番グリッドだったケーシー・ストーナーはスタートで遅れて9位に後退。その後6位にまで回復してロッシを追っていた8周目に転倒した。
青山博一が第5戦イギリスGPで負傷して以来6戦ぶりに復帰した。
27日、ヤマハはベン・スピースが2011年からファクトリーチームに移籍することを、28日にはドゥカティがニッキー・ヘイデンとの延長契約に合意したことを夫々発表した。
順位 | ライダー | チーム | マシン | タイム |
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1 | D・ペドロサ | Repsol Honda Team | ホンダ | 47'31.615 |
2 | B・スピース | Monster Yamaha Tech 3 | ヤマハ | +3.575 |
3 | J・ロレンソ | Fiat Yamaha Team | ヤマハ | +6.812 |
4 | V・ロッシ | Fiat Yamaha Team | ヤマハ | +12.633 |
5 | A・ドビツィオーゾ | Repsol Honda Team | ホンダ | +21.885 |
6 | N・ヘイデン | Ducati Marlboro Team | Ducati | +35.138 |
7 | M・シモンチェリ | San Carlo Honda Gresini | ホンダ | +36.740 |
8 | A・バウティスタ | Rizla Suzuki MotoGP | スズキ | +36.825 |
9 | A・エスパルガロ | Pramac Racing Team | Ducati | +44.905 |
10 | H・バルベラ | Paginas Amarillas Aspar | Ducati | +51.368 |
11 | L・カピロッシ | Rizla Suzuki MotoGP | スズキ | +55.386 |
12 | 青山博一 | Interwetten Honda MotoGP | ホンダ | +57.903 |
13 | R・ド・ピュニエ | LCR Honda MotoGP | ホンダ | +1'04.139 |
RT | M・カリオ | Pramac Racing Team | Ducati | 10Lap |
RT | C・エドワーズ | Monster Yamaha Tech 3 | ヤマハ | 12Lap |
RT | C・スト―ナー | Ducati Marlboro Team | Ducati | 21Lap |
RT | M・メランドリ | San Carlo Honda Gresini | ホンダ | 26Lap |
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