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APRILIA RSW250
マルコ・メランドリ 2002
2002年世界GP250ccクラスで、マルコ・メランドリ選手のライディングでチャンピオンマシンに輝いた、アプリリアワークスチームのRSW250。
チーム名は、イタリアのタバコ会社MSがメインスポンサーとなったMS Aprilia Racingでした。チャンピオンバイクコレクションのNO.39です。
アプリリアの250ccGPマシンのエンジンは1991年の登場以来、吸気口にはロータリーディスクバルブを採用。これは穴の空いた円盤を回転させて吸気口を開閉する吸気方式。
日本のメーカーが採用したリードバルブと比較してやや旧式の感じだが、セッティングによりエンジンのパワーバンドは狭いがハイパワーを発揮。
1999年、バレンティーノ・ロッシのライディングでチャンピオンマシンとなったRSW250だが、ロッシがいなくなった2000年、2001年はヤマハとホンダにタイトルを奪われた。2002年はアプリリア勢が強さを発揮。メランドリの9勝を含み、全16戦中14戦をアプリリアのマシンが制した。
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RSW250 主要スペック
- エンジン:水冷2ストロークV型2気筒
- 排気量:249cc
- 最高出力:100馬力以上
- 最低車両重量:102Kg以上
1位 | マルコ・メランドリ | APRILIA | 優勝9回 | 298ポイント |
2位 | フォンシ・ニエト | APRILIA | 優勝4回 | 241ポイント |
3位 | ロベルト・ロルフォ | ホンダ | - | 219ポイント |
マルコ・メランドリは1998年、世界GP125ccクラスにホンダのマシンでフル参戦。オランダGPで初優勝するなど8回表彰台に上がる活躍を見せランキングは3位。1999年はわずか1ポイント差でランキング2位。
2000年、バレンティーノ・ロッシがいなくなったアプリリアワークスチームに加わり、250ccクラスに参戦し、ランキングは5位。
2001年は、メランドリとチームメイトで、250ccクラスに復帰した原田哲也とホンダの加藤大治郎が激戦を展開。メランドリは両者の争いに割っては入り、ドイツGPで250ccクラス初優勝となる1勝を挙げた。チャンピオンは加藤、2位に原田、メランドリは3位となった。
2002年、加藤と原田がMotoGPクラスにステップアップし、ランキング上位のライダーがいなくなった250ccクラスは、メランドリがチャンピオン候補の本命。シーズン序盤は転倒等で出遅れたが、地元イタリアGPから6連勝を含む年間9勝を挙げ、見事に250ccクラスチャンピオンとなった。
2003年、ヤマハワークスに加わり、MotoGPクラスに参戦。
関連サイト
Round | 順位 | |
---|---|---|
1 | 日本GP | リタイア |
2 | 南アフリカGP | 優勝 |
3 | スペインGP | リタイア |
4 | フランスGP | 2位 |
5 | イタリアGP | 優勝 |
6 | カタルニアGP | 優勝 |
7 | オランダGP | 優勝 |
8 | イギリスGP | 優勝 |
9 | ドイツGP | 優勝 |
10 | チェコGP | 優勝 |
11 | ポルトガルGP | 2位 |
12 | ブラジルGP | 4位 |
13 | パシフィックGP | 2位 |
14 | マレーシアGP | リタイア |
15 | オーストラリアGP | 優勝 |
16 | バレンシアGP | 優勝 |
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