>> チャンピオンバイク
APRILIA RS3
レジス・ラコーニ 2002
イタリアのタバコ会社MSがメインスポンサーとなった、MS APRILIA RACING Teamの2002年MotoGP レジス・ラコーニ選手のマシン。デアゴスティーニのチャンピオンバイクコレクションNO.19です。
2002年、アプリリアはホンダと並んで世界GPの3クラス全てに参戦したイタリアのメーカー。125、250ccクラスでタイトル獲得経験は有るが500ccクラスでは未だ無かった。500ccクラスには2気筒エンジンを搭載したマシンRSW-2 500を投入していたが、2000年を最後に500ccクラスから撤退していた。
MotoGPクラスへと変更された2002年、このRS3(キューブ)を投入した。フライバイワイヤーのスロットル、ニューマチックバルブの並列3気筒エンジンなどの独創的な技術を採用したマシン。
レギュレーションでエンジンの気筒数により最低車重制限が異なるが、3気筒マシンは135kgで、4気筒マシンよりも10kg軽いのが利点。しかし開発途上だったこの年は135kgにはほど遠い状態だったようだ。
RS3 主要スペック
- エンジン:水冷4ストローク並列3気筒/ニューマチック・4バルブ
- 排気量:990cc
- 最高出力:200馬力以上
- 最低車両重量:135Kg以上
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レジス・ラコーニ選手は1992年、フランス選手権125ccクラスチャンピオン、1994年、ヨーロッパ選手権250ccクラスチャンピオンに輝いた。1997年、Tecmas Honda Elfから世界GP500ccにフル参戦。
翌年Red Bull Yamaha WCMに移籍し、1999年のバレンシアGPで初優勝。2001年はスーパーバイク世界選手権(SBK)にVirgilio Aprilia Axoから参戦、Aprilia RSV 1000を走らせ、アプリリアのホーム、イタリア大会イモラのレース2でSBK初優勝。
2002年、アプリリアと共にMotoGP復帰したが、誕生間もないRS3の開発を進めながらの実戦に苦労した。イタリアGPでシーズン予選最高位の5位に入り、決勝レースは日本GPに次いで2度目の8位獲得した。これがシーズン最高位で、ランキングは19位に終わった。
Round | 順位 | |
---|---|---|
1 | 日本GP | 8位 |
2 | 南アメリカGP | 15位 |
3 | スペインGP | 14位 |
4 | フランスGP | 9位 |
5 | イタリアGP | 8位 |
6 | カタルニアGP | 14位 |
7 | オランダGP | リタイア |
8 | イギリスGP | 16位 |
9 | ドイツGP | リタイア |
10 | チェコGP | 16位 |
11 | ポルトガルGP | リタイア |
12 | ブラジルGP | リタイア |
13 | パシフィックGP | 11位 |
14 | マレーシアGP | 17位 |
15 | オーストラリアGP | リタイア |
16 | バレンシアGP | リタイア |
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