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スズキ GSX-R1000
グイヨ、スカルナート、デュソージュ組 2001

2001年の世界耐久選手権スーパープロダクションクラスで活躍した、GMT94チームのスズキGSX-R1000の模型です。チャンピオンバイクコレクションのNO.52です。

SUZUKI GSX-R1000 C.GUYOT-S.SCARNATO-N.DUSSAUGE 2001

GSX-R1000が登場したのは2001年です。その開発ベースとなったのは、1985年に登場して以来進化を続けていたGSX-R750のフルモデルチェンジされた2000年型でした。988ccに排気量アップされたエンジンを、強化されたR750ベースのフレームに搭載。乾燥重量170kgの車体が160馬力のエンジンで疾走する、軽量ハイパワーマシンGSX-R1000K1となった。

チームGMT94が参戦した2001年のスーパープロダクションクラスは、ランキング上位をデビュー1年目のGSX-Rが独占した。と言うよりも、多くのチームがこのスズキのニューマシンを採用して、半ばワンメイクレースのような感じになり、カワサキZX9RやヤマハR1を圧倒する。

市販車をベースにレース仕様に変更したバイクで争う耐久レースだが、スーパープロダクションクラスではエンジンなど改造範囲が狭いため、市販車状態でも戦闘力の高いGSX-Rが人気を集めた。

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GSX-R1000(GMT94仕様) 主要スペック

2001年シーズン スーパープロダクションクラスランキング
1位 SUZUKI CASTROL TEAM SERT(フランス) スズキ 222ポイント
2位 GMT 94(フランス) スズキ 177ポイント
3位 ZONGSHEN TEAM 2(中国) スズキ 150ポイント

チャンピオンバイクコレクション:GSX-R1000の模型

GMT94チーム

GMT94は、フランス人ライダーのクリストフ・グイヨによって1992年に創設されたプライベートレーシングチームで、1994年にカワサキのマシンで世界耐久選手権に初出場。チーム監督を務めるグイヨが、ライダーの1人として出場した。

エントリーしたのは、規定で許された改造範囲が比較的広いスーパーバイククラスで、資金を投入するほど速いバイクが出来た。

ゼッケンナンバー94を付けたGSX-R1000模型

資金力があるメーカーチームに対して、GMT94のようなプライベートチームには不利なクラスだった。そんな中で2000年、GMT94はオッシャースレーベン24時間で世界耐久選手権初優勝をはたす。

2001年、バイクを新登場のスズキ GSX-R1000に乗換え、改造範囲が狭く資金やパーツの差が出にくいスーパープロダクションクラスにエントリーした。

地元ル・マン24時間でスーパーバイククラスのホンダ・エルフチームを抑えて総合優勝。ニュルブリクリンク6時間でも優勝してランキングは2位となる。

2003年からマシンをヤマハYZF-R1に変えた。2004年、珠海6時間とオッシャースレーベン24時間で優勝。鈴鹿8時間では総合8位で、これは耐久選手権にエントリーしているチームとして最上位。結果、行われた全6戦でポイントを獲得し、2位のSuzuki Castrol Teamに50ポイント以上の差をつけて初の世界耐久選手権タイトルを獲得した。

2004年のライダーはグイヨに加えて、セバスチャン・ジンバート、デビッド・チェカ、ウィリアム・コストだった。

関連サイト

GMT94GSX-R1000の走行写真
#94クリストフ・グイヨ&GSX-R1000(ブランズハッチ6時間)

GMT94 & GSX-R1000 2001年の成績
Round 順位
1 ル・マン24時間 優勝
2 ブルノ6時間 5位
3 ブランズハッチ6時間 5位
4 ニュルブリクリンク6時間 優勝
5 リエージュ24時間 2位
6 鈴鹿8時間 欠場
7 オッシャースレーベン24時間 7位
8 ボルドール24時間 5位

GSX-R1000模型の後部

赤白黒に塗り分けられたGSX-R1000の模型

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