>> チャンピオンバイク
スズキ GSV-R
ケニー・ロバーツJr. 2002
2002年のMotoGPレースでケニー・ロバーツJr.がライディングしたテレフォニカ・モビスター・スズキのGSV-Rの模型です。チャンピオンバイクコレクションNO.16です。
青地にチェッカーパターンの蛍光イエローが映えるカラーのマシンは、スポークホイールなど全体の雰囲気がRGV500によく似ています。
この年から4ストロークマシンに限りその排気量が990ccまで引き上げられ、クラスの名称も従来の500ccクラスからMotoGPに変更された。それに合わせてスズキが投入した4ストロークマシンがGSV-R。GSX-Rで実績のある並列4気筒エンジンではなくV型4気筒を新たに開発。
スズキは当初2003年からのエントリーを予定していたが、1年前倒しで2002年、完成間もないこのバイクでMotoGPに挑戦した。
シーズン中も、タイヤをダンロップからはミシュランに変更する等、試行錯誤が繰り返されたが優勝は無かった。開幕戦・鈴鹿でのワイルドカード参戦、梁明の2位がGSV-R最高位。
2002年のチャンピオンマシンはバレンティーノ・ロッシが駆るホンダのRC211Vだった。
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GSV-R 主要スペック
- エンジン:水冷4ストロークV型4気筒/バンク角60度
- 排気量:990cc
- 最高出力:210馬力以上
- 最低車両重量:145Kg
偉大なライダー、ケニー・ロバーツを父に持つロバーツジュニア選手は1996年、父が率いるヤマハチームに加わり世界GP500ccクラスに初参戦。
1999年、スズキと契約しワークスチームのエースライダーとしてRGVガンマを駆り、開幕戦で世界GP初優勝。シーズン4勝を挙げランキング2位を獲得。
2000年、優勝4回、表彰台9回と安定した走りで初タイトル獲得。スズキにとっては1993年のケビン・シュワンツ以来6度目のタイトル獲得。ロバーツJr.選手は、1978〜80年に3年連続チャンピオンを獲得した父に続いてタイトルを獲得し、世界GP史上初めて、親子でのワールドチャンピオンが誕生した。
2002年、予定を早めて投入されたGSV-Rは、まだ開発途中で思うような結果が残せなかった。ウェットコンディションで行われたブラジルGPの3位が最高位。
Round | 順位 | |
---|---|---|
1 | 日本GP | リタイヤ |
2 | 南アフリカGP | リタイヤ |
3 | スペインGP | 8位 |
4 | フランスGP | 5位 |
5 | イタリアGP | リタイヤ |
6 | カタルニアGP | 7位 |
7 | オランダGP | 6位 |
8 | イギリスGP | 14位 |
9 | ドイツGP | 欠場 |
10 | チェコGP | 11位 |
11 | ポルトガルGP | 4位 |
12 | ブラジルGP | 3位 |
13 | パシフィックGP | 6位 |
14 | マレーシアGP | 8位 |
15 | オーストラリアGP | 9位 |
16 | バレンシアGP | リタイヤ |
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