ロッシとロレンソのバトル

第9戦 ドイツGP（ザクセンリンク）2009.07.19　/コンディション：ドライ

バレンティーノ・ロッシがチームメイトのホルヘ･ロレンソより少しだけ前でゴールし、スリリングなレースが展開されたドイツGPでの勝利を手にした。

ロッシがポールポジションから好スタート切り、その後に8番グリッドから浮上したダニ・ペドロサが続いた。3位に付けたランディ・デ・ピュニエが1周目で転倒。11番グリッドからスタートしたアンドレア・ドヴィツィオーゾが1周目は4位で通過。しかしその後タイヤの問題もあって徐々に後退し、残り5周となったところでピットに戻りリタイヤした。

ケーシー・ストーナーは5周目にペドロサを、7周目にはロッシを抜いて先頭に立った。そして16周目まで先頭をキープしたが後続との差を広げる事が出来ず、ロッシとロレンソに抜かれた。残り5周となったところでロレンソがロッシを抜いて先頭に立ち、ペドロサがストーナーを抜いて3位に上がった。その後、ストーナーは付いていけず後退していった。残り2周となったところで再びロッシが先頭に出る。ロレンソは何度か抜こうと仕掛けたが僅かに及ばなかった。

ドイツGP直前の12日、Grupo Francisco Hernandoが残りのレースに参戦しない事を発表した。原因として経済不況の影響でスポンサーが撤退したことを挙げていた。